こんにちは。
マーチに搭載されているエンジンについてご紹介します。
エンジン型式はHR12DEと呼ばれるもので、始めのHRはシリーズ名を表しています。
次の12は排気量で1.2リッターを表しています。
その後のDEはDはDOHCを、EはEGI仕様である事を表しています。
ちなみにDOHCとはダブル オーバー ヘッド カムシャフトの頭文字で、昔のクルマでは高性能車の代名詞でしたが、最近では軽自動車も含め採用されるようになりました。
EGIとはエレクトロニック ガソリン インジェクションの頭文字で、電子制御燃料噴射装置です。
こちらも昔はキャブレターを採用しているクルマが多い中では、これまた高性能車のみの装備でしたが、最近ではこちらも軽自動車も含めて採用されています。
また、最近のエンジンで採用されているEGRというものも採用されています。
EGRとは、エキゾースト ガス リサーキュレーションの頭文字で、排気ガスの一部をエンジンが吸い込む混合気(ガソリンと空気を混ぜたもの)に戻して再燃焼させるものです。
HR12DEエンジンは通称リバースヘッドと呼ばれているタイプで、エンジンの吸気はエンジンルーム手前側で、エキゾーストパイプはエンジンルーム奥側にあります。
昔のクルマはエンジンルーム奥側に吸気が、手前側にエキゾーストパイプがありました。
それに対して、エンジンヘッドが逆になっている、という事でリバースヘッドと呼ばれます。
という事で、マーチのエンジンのエキゾーストパイプはエンジンルーム奥側なので、
奥を見てみると銀色の管があります。
これがEGRパイプです。
EGRを積極的に使う事で、排気ガスの窒素酸化物の発生を抑えたり、燃費改善が図られたりします。
ちなみに、このHR12DEエンジンはノートやセレナのe-POWERにも搭載されていて、こちらは発電用エンジンのためマーチ用とは少し内部が異なりますが基本的には一緒です。