こんにちは。
マーチの12Gと12Xの2WD仕様(2輪駆動車)にはアイドリングストップ機構が採用されています。
以前はリヤにPURE DRIVEのバッチで判断出来たのですが、最近のマイナーチェンジ以降は無くなってしまいました。
(ちょうどパーソナライゼーションが追加された時からです。)
このPURE DRIVEバッチ。発売当初はエンジン進化型のエコカーという事で、アイドリングストップ機構を採用している車種にはつけられていました。
マーチのアイドリングストップは、停止1秒後に作動する仕組みで、基本的にはどんな時にも作動するようです。
というのは、他社のアイドリングストップの場合、エアコンなどと協調していて快適さが損なわれる場合は作動させないものもあるからです。
マーチの場合、アイドリングストップからの再始動の電力は減速時にエンジンのオルタネーター(発電機)で発電した電気をバッテリーに蓄えて、それを再始動の時に使っています。
ですので、バッテリーは大きめのものが使われています。
(納車されてボンネットを開けてエンジンルームを見た時に思わず、デカ!って言ってしまいました。)
そのため、バッテリー交換時には少し高い出費になってしまいます。
再始動は、エンジン始動時同様スターターモーターで始動させています。
ただ、短時間で始動出来るようになっており、0.4秒で再始動するそうです。
感覚的には、エンジン始動時がキュルルルルルだとすると、キュルルぐらいでかかる感じです。
もちろんスターターモーターも長寿命でパワーのあるものが使われています。
なんでも繰り返し試験30万回を実施したとか。
アイドリングストップからの再始動は、ブレーキペダルを放すか、ハンドルを左右どちらかに少し動かすとエンジンがかかります。
このハンドルを動かすと再始動するロジックは、右折待ちの時に右折開始はブレーキペダルから足を放すより先にハンドルに力を入れることが多いとのことで、採用したそうです。
(日産の開発者の方が何かの雑誌インタビューで言っていました。)
この機能、初めてマーチの試乗をした時に、右折時になるほどと感心したのを覚えています。
ちなみに、フロントテフォッガー、リヤデフォッガー(ガラスの曇り取りのことです。)を使っている時はアイドリングストップはしません。
デフォッガーを使う時は、エアコンのコンプレッサーを回しているので、アイドリングストップをしてエンジンが停止してしまうと、ガラスが曇ってしまうからだと思います。
ただ、このアイドリングストップ機構。夏場などは作動すると暑さに耐えられない時もあると思います。
そのような時は、運転席インパネの右下のアイドリングストップOFFスイッチを押すとアイドリングストップをしなくなります。
場所は、
運転席右下の、
上下2つあるスイッチパネルの下側の、ヘッドランプレベライザースイッチの隣、AUTOに丸が付いたマークのあるスイッチです。